はじめに

骨を作るにはカルシウムが必要なことは以前のブログで紹介しました。

しかし、カルシウムだけではいけないのです。

カルシウムを体に取り込むにはビタミンDが必要なんです。

今回は、なぜビタミンDが必要なのかをお伝えしたいと思います。

ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける

食事で摂取するカルシウムが吸収されるためには、ビタミンDが必要なのです。

ビタミンDは肝臓と腎臓で代謝されて形を変えます。

このビタミンDの代謝の過程があって、初めて腸や腎臓でのカルシウムの吸収が進むのです。

その過程を少し詳しく説明していきましょう。

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第1段階

紫外線によってビタミンDが皮膚で合成される

食事(きのこ、魚)を食べることで食事由来のビタミンDが得られる

第2段階

吸収されたビタミンDは肝臓で25水酸化ビタミンDに水酸化される

第3段階

25水酸化ビタミンDは腎臓で1,25水酸化ビタミンD(活性型ビタミンD)

として水酸化される

第4段階

活性化型ビタミンDは腸や腎臓でカルシウムを体の中に取り込むのを促進

する

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こういった流れがあって初めて、飲んだ牛乳から得られるカルシウムが体の中に入って行くのです。

カルシウムだけをとって入れば大丈夫という訳ではないのですね。

日本人はビタミンD不足

カルシウムも摂取量が不足している上に、その吸収を助けるビタミンDも摂取量が不足しています。

平成29年の国民健康・栄養調査結果の概要からは以下のように報告されています。

・20歳以上の平均摂取量 8.2μg/日

・推奨摂取量 10〜20μg/日

60、70歳以上になってくると、ビタミンDの摂取量は若い方たちと比べて多い結果となっています。

なぜか?

高齢の方は、ビタミンDを多く含む魚類を好んで食べている傾向にあるためではないかと言われています。

ただし、高齢の方の場合は、腸の機能も低下しています。

そのためビタミンDを摂取しているからといって、腸でカルシウムの吸収が促進されているというわけではないようです。

困りましたね・・・。

それでも摂取しないよリは良いと思われます。

最近では牛乳をビタミンDで強化したものまであるようです。

骨美人になるためにはビタミンDも意識して生活をしていきましょう!

参考文献)

1)中村利孝 わかる!できる!骨粗鬆症リエゾンサービス 医薬ジャーナル

2)骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン作成委員会 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015

3)厚生労働省 日本人の食事摂取基準2015 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/syokuji_kijyun.html

4)厚生労働省 平成29年国民健康・栄養調査結果の概要 https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000351576.pdf

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