はじめに

エスパー伊東さんが、変形性股関節症により芸能活動を休養されるということですが、

エスパー伊東さんもなった変形性股関節症とはどんなものなのか簡単に説明しましょう。報道番組ではかなり、怖いイメージでされているように感じますが、

我々リハビリテーション職から言えば、超メジャーな疾患、年間に何十人もリハビリを担当します。そして、そのほとんどがリハビリを受けてしっかりと歩くことができるようになって帰られていきます。

今回は医者やリハビリ専門職が必ず読むと言っていい、変形性股関節症診療ガイドライン2016をもとに少しお話しします!

変形性股関節症の特徴

1つ覚えていただきたいのは、股関節と呼ばれる足の付け根の関節にある

軟骨がすり減ってしまい、関節が変形している状態ということです。

変形してしまっているので、歩いたり、階段を昇り降りする時に痛みが出てしまうのです。

良く患者さんの中には「関節の中でゴリゴリと音がする」と言われることがあります。エスパー伊東さんの股関節は鳴っていたのでしょうか・・・?

これは関節軟骨がすり減ってなくなってしまったので、軟骨下骨どうしが当たってしまっている音なのです。

・変形生股関節症の特徴

・変形性関節症の我が国の有病率は、1.0~4.3%

・平均年齢は40~50歳で女性に多い

・遺伝による発症もある

・痛みが出る人の特徴

・関節裂隙(関節の隙間)がかなり狭くなっている

・臼蓋形成不全(骨盤側の骨の形の変形)がひどい

・肥満

これらが痛みがを伴いやすい人だと言われています。

病院で対応している中でも、変形がかなり強いが痛みはあまりない人は結構います。それは骨棘と言われるものが、出来て変形をしながらも関節が安定しているからです。

エスパー伊東さんのレントゲン写真がどのような状態であるのかはわかりませんので、今の状態がどのような形でなのかは不明ですが・・・。報道番組ではエスパー伊東さんが仕事中に台車で運んでもらっていたということも流れているので、相当変形してしまっている可能性は高いですね・・・。

その他の症状としては「関節の曲げ伸ばしがしにくくなる」「歩くときに力が入りくくなる」などがあります。

エスパー伊東さんも杖を使って、ヒョコヒョコ歩いていたと思います。痛みのせい、あるいは股関節が変形のせいで動きにくくなっているからではないかと思われます。

・治療法

大きく分けて2つあります。

1つは運動療法と言われる、いやゆる散歩などの有酸素運動や筋力増強訓練(筋トレ)です。

関節にかかる負担を減らすためには自分の体重を支えるための脚力を鍛えることです。

特にお尻周り、特にお尻のもっこりしている所(専門用語を使うとすると大殿筋、中殿筋)を鍛えることですね。

スクワットなどで鍛えることができます。

ある一定のレベルの進行程度であれば、手術をせずとも運動療法までで治る方も多いです。

もう1つは人工関節置換術です。

自分の関節を金属に入れ変えてしまう手術です。

これをすることで、手術後の痛みはありますが、リハビリを行うことで1ヶ月程度でしっかりと歩くことができるレベルになります。

エスパー伊東さんが休養されるということですが、どのような休養内容なのかが気になります。外来リハビリに通われるのか・・・?手術になるのか・・・?

もっとも良くないことは安静でいることです。これが心配です。

安静にしていると、筋力低下が進行していまうため歩く時に股関節にかかる負担が増大してしまいます。自分でできる運動を続けた方が良いのです。

エスパー伊東さんが今後、どのように復帰されるのかも気になるところです。

参考文献)

・変形性股関節症診療ガイドライン2016 南江堂出版

https://minds4.jcqhc.or.jp/minds/osteoarthritis-of-the-hip/osteoarthritis-of-the-hip.pdf

・公益社団法人日本整形外科学会HP

https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/hip_osteoarthritis.html

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