DIAASはタンパク質の評価基準のこと

DIAASとは

消化性必須アミノ酸スコアのこと。小腸末端でアミノ酸の消化率を測定し、体に吸収されるアミノ酸の量と、ヒトのアミノ酸およ窒素要件に対するタンパク質の寄与をより正確に測定できるもの。

このDIAASの評価指標ができたことによってこれまでのアミノ酸スコアやPDCAASの指標では分かりにくかったタンパク質の消化管での吸収率を含めた評価ができるようになった。

人間にとってタンパク質は筋肉や髪や皮膚、内臓などの成分であり、さらにはホルモンや酵素として代謝を調整する働きを果たしています。

このように単純に必要なタンパク質をgで計算することもできますが、これでは十分ではありません。

タンパク質は実に20種類と多くあります。この中でも人間が自分の体の中で作り出すことができないアミノ酸が9種類(イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジン)は食べ物からとるしかありません。

そこでこれま活用されてきたのが、アミノ酸スコアでした。

アミノ酸スコアとは食品に含まれるタンパク質を構成する必須アミノ酸の含有バランスを評価する指標で、アミノ酸スコアが100に近い程、体内でタンパク質が有効利用されます。

タンパク質のその栄養学的な質の評価はアミノ酸スコアで評価されることが多いですが、このアミノ酸スコアはタンパク質の消化吸収率を反映していないことが欠点でした。
その点、PDCAAS(protein digstibility corrected amino acid sore)は消化吸収率も合わせて評価したものになります。

しかしながらこのPDCAASにも欠点があり、スコアの上限を1.00と設けていることによって良質なタンパク質の過小評価している可能性があります。もう1つの欠点は消化吸収率の評価に糞便のタンパク質測定値を採用していることです。正確にタンパク質の吸収率を知るためには回腸末端で測定すべきなのだそうです。

そこで新しくできたタンパク質の質を正確に評価するものとしてDIAAS(digestible indispensable amino acid score)が用いられるようになりました。
これによってこれまでアミノ酸スコアやPDCAASでは1.00と同じように扱われてきたものでも、タンパク質の違いが分かるようになりました。

 

ミルクプロテインの栄養価の高さ

筋肉の合成促進

タンパク質と言えば肉類をイメージする人が多いかもしれませんが、牛乳に含まれるタンパク質、つまりミルクプロテインの栄養学的な価値はかなり高く評価されています。

ミルクプロテインは約80%がカゼイン、約20%がホエイタンパク質で構成されています。

カゼインはゆっくり長時間かけて吸収されるのに対して、ホイエは速くに吸収されるなどの特徴があります。

このカゼイン、ホイエタンパク質の両方を含むミルクタンパクは筋肉の合成に非常に有用であることがわかっています。

DIAASによってミルクプロテインの質の高さが明らかとなり筋肉の合成に必要な栄養素として注目をされています。

知的・作業効率の促進

タンパク質の摂取量が少ないと体力低下と関係すると言われていますが、もう1つ学業成績とも関係すると言われています。

ミルクプロテインを飲んだ人たちと飲んでいない人たちの計算課題の正当数を比べた研究では、ミルクプロテインを飲んでいた人の方が知的作業効率が向上するとされています。
またミルクプロテイン飲料摂取時に、飲んでいない人たちと比較して副交感神経活動の評価指標の1つであるHF(心拍変動の高周波成分)が有意に高くなったとしています。

その他

ミルクプロテインは抗炎症作用、月経痛の緩和などにも効果があるとされています。

さいごに

DIAASによってミルクプロテインに含まれるタンパク質の質の良さが注目されています。その効果として筋肉の合成、作業効率の向上が言われています。日本人は朝食の量が少なく、夜に多く食べる傾向にあります。朝食でタンパク質を摂取する人は少ないでしょうが、朝に得にミルクプロテインをとることのメリットは明らかです。タンパク質の摂取量が少ない人はミルクプロテインをとると良いです。

 

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